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【体験談あり】間取りで後悔したこと、成功したこと。リビングやキッチン、収納など

家選びネット公式 (ie-erabi.net) 2024-04-23
間取り・設備

マイホームを建てるときに、「間取り」で後悔はしたくないですよね。リビングやキッチン、収納などの間取りを考える際には、どのようなことを意識するとよいのでしょう。

今回の記事では、住宅の間取りに関する失敗例と成功例を体験談をもとにご紹介します。失敗しないためのポイントも紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてください。


マイホームを建てるときに気になる間取り


住宅の住み心地は「間取り」のつくり方で大きく変わります。生活のしやすさを考えて間取りを工夫することで、マイホームでの暮らしがより快適に楽しくなるでしょう。


実際に住み始めて「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、間取りを考える上でどのような意識を持つとよいのでしょうか。今回は、間取りの成功と失敗の体験談をご紹介します。これらの事例を参考に、自宅の間取りについて考えてみてはいかがでしょうか。


【場所別】マイホームで「後悔した間取り」



注文住宅を購入した人の中には、間取りで失敗したと感じる人もいるようです。マイホームの購入経験者に聞いた、自宅の間取りで「失敗した」「後悔した」と思う場所や空間をご紹介します。


<失敗例1>電気配線の数や位置

「実際に住み始めると、欲しい場所にコンセントやスイッチがない事に気が付きました。家電を多く使うキッチンではコンセントの数自体が足りず後悔しています」(30代男性)


間取りといえば、つい部屋の広さばかりに注目しがちですが、電気配線の数や位置も十分検討したいポイントです。「家族の動きをシミュレーションする」「使用する予定の家電を書き出しておく」など工夫して、電気配線に過不足がないよう配慮したいですね。


<失敗例2>収納

「マイホーム購入時点では設置したクローゼットで十分と考えていましたが、子どもが大きくなるにつれてモノが増え、収納しきれなくなってしまいました。収納できる場所は、余裕をもって作っておくべきでした」(40代女性)


収納スペースの取り方は間取りの中でも重要なポイントです。「子どもが成長するにしたがってモノが増え、収納場所に困っている……」「大きめの収納を2階に作ったもののあまり使わず、逆に1階の収納が足りなくなった」という話はよく聞かれます。


また、収納力で人気のウォークインクローゼットの大きさや配置に失敗して、デッドスペースの多い収納になってしまったという人もいます。収納は場所を取る分、その他の間取りは小さくなってしまいますが、今後のライフステージの変化を想定し、必要な場所に余裕のある収納をつくっておきたいですね。


<失敗例3>窓の位置や大きさ(室内の明るさ)

「西側に大きめの窓をつくったのですが、西日が眩しく夏場はとても暑いです。方角などを考慮して窓の位置や大きさを考えればよかったと後悔しています」(40代男性)
「人通りの多い道路沿いに大きめの窓を配置したために、隣人や道路からの視線が気になります。リビングが丸見えでくつろぐことができません」(30代男性)


「窓」は、マイホームの間取りの中でも、広々とした空間を演出したり、採光や風通しを確保したりするのに重要です。しかし、配置する場所やサイズ選びで、住宅の日照計画に失敗したという声もありました。


家族がくつろぐリビング等に大きな窓を設ける場合には、視線を避けるために周りから見えにくい高い位置に窓をつけたり、目隠しフェンスや庇(ひさし)を活用したりするのがオススメです。


外気温の影響も受けやすいため、断熱性の高い窓やサッシを検討する必要もあるでしょう。それにより室内の暗さが気になる場合には、リビングに吹き抜けを設ければ採光も確保できるようになります。


判断が難しいことは、住宅のプロであるハウスメーカーの担当者などとしっかり相談し、部屋の日当たりや明るさに配慮した間取りを考えたいですね。


<失敗例4>リビング・ダイニングキッチン

「憧れていたオープンキッチンを置いたら、リビングがとても狭くなってしまいました。これから子どもが増える予定もあるので、リビングの広さを優先して、壁付けキッチンにするなど工夫すればよかったと思っています」(30代女性)
「家族が必ず顔を合わせられるようにリビング階段を設けましたが、位置が悪く2階の部屋にいてもテレビの音や話し声、食事の臭いが気になります」(40代男性)


人が集まるリビングやダイニング、キッチンの間取りでは、それぞれがお互い干渉しあうことを考慮して考えたいですね。ダイニングテーブルなど置きたい家具が決まっている場合には、設計の段階でどこにどう配置するのか考えておくとよいでしょう。


リビングに階段を設ける場合は、どこに配置するかしっかりシュミレーションすることが大切です。「コミュニケーションが取りやすい」「吹き抜け同様リビングに開放感が出る」などのメリットがある一方で、「来客時のプライバシーの確保の問題」「冷暖房の効きが悪い」などデメリットがあることも覚えておきましょう。


<失敗例5>玄関

「太陽の光が入らない位置に玄関ホールがあるので、昼間でも薄暗いです。玄関は明るい雰囲気にしたかったので、玄関を吹き抜けにするなど工夫すればよかったと、とても残念に思っています」(20代女性)
「玄関の幅が狭すぎました。家族で出かける際に靴の脱ぎ履きが一緒にできず、とても不便です」(30代男性)


狭さや明るさで後悔している人が多い玄関は、広さだけではなくカタチや位置、明るさ、収納など、さまざまなことを考慮してつくらなければいけません


「ウォークスルー型シューズクローク」は玄関がスッキリ片付くとして人気ですが、設置するためにある程度のスペースが必要です。玄関の広さに余裕がない場合はよく考えましょう。


【関連記事】玄関で失敗しない!マイホームの収納や玄関ホール、ドアなどポイントを紹介


<失敗例6>トイレ・洗面所

「リビングの近くにトイレを設置しました。トイレの出入りが丸見えなので気を使います」(30代女性)


間取りの中でも、設置する場所によって後悔を感じる人が多いのがトイレです。リビング近くにトイレがあると、どうしても排泄時の音が気になります。玄関近くにトイレを設置した場合も、家にお客さんが訪ねてきたときなどはトイレに行きづらくなってしまいます。


設置場所にあわせて、「玄関から見えない位置に設置する」「リビングダイニングと距離を取る」「防音対策をする」などの対策が必要になるでしょう。


【関連記事】マイホームのトイレの位置や広さはどうする?ポイントやコツを紹介


<失敗例7>バルコニー

「洗濯物や布団を干すためにバルコニーをつけましたが、共働きで部屋干しすることが多いので必要なかったと後悔しています」(20代女性)


注文住宅では、洗濯物や布団を干すためにバルコニーを設置する家庭が多いです。しかし、バルコニーの必要性については、しっかり検討しなければいけません。


最近では共働き世帯の増加や花粉・PM2.5などを理由に、洗濯物を室内に干す場合も増えています。室内物干しやランドリールームのニーズが高まっていて、中途半端な大きさのバルコニーは全く活用できていないという声も多いです。


防水メンテナンスが必要になる場合も多いので、かかる手間や費用を考えれば思い切って設置しないという選択も1つの方法かもしれませんね。


【関連記事】一戸建てにバルコニーをつくりたい。必要な広さやべランダとの違いとは

【関連記事】注文住宅での後悔事例19選!失敗のない家づくりのコツ


マイホームで「成功した間取り」



どのような間取りにすると、より快適で暮らしやすい住まいになるのでしょうか。実際に、マイホームを購入した方に聞いた、間取りの成功例をご紹介します。


<成功例1>開放的なリビングダイニング(LDK)

「家族が自然とリビングに集まるような家にしたいと思い、リビングダイニングの間取りを広くとりました。リビングに家族が集まっても部屋に余裕があり、それぞれが思い思いの時間を過ごるので、家族にとってお気に入りの場所です」(30代女性)
「リビングに吹き抜けをつくりました。明るく開放的な空間になったほか、住宅の敷地が狭くコンパクトな住まいですが、実際よりも広々と感じられて居心地が良いです」(30代男性)


家族が集まったり、食事をしたりするリビングダイニングは、開放的な間取りになるよう工夫をしたことがよかった、という声が聞かれました。特にリビングは「広さ」にこだわる方が多い場所ですが、家族構成のほか、来客頻度などを考えることが大切です。どのようなスペースにしたいのかをイメージして使い勝手のよい間取りを検討してみてはいかがでしょうか。


<成功例2>コミュニケーションが増えるキッチン

「リビングに向かって調理をできる対面キッチンにしました。キッチンに立っていても家族と会話をしたり、子どもの様子を確認したりできるので、親子で安心して過ごせています」(20代女性)


近年では、家族とのコミュニケーションが増える対面キッチンを採用した住宅も増えています。手元が見えるフラットタイプの対面キッチンは、調理中の様子が見えやすいため、子どもの食育にも役立つといった声もあります。キッチンの間取りやレイアウトはいろいろ選べるので、家族の暮らしにあったものを選べるとよいですね。


<成功例3>家事が楽になるランドリールーム

「洗濯機のすぐそばに室内干しをしたり、アイロンがけをしたりできるランドリールームをつくりました。毎日の洗濯で、外のベランダまで洗濯物を干しに行かなくてよいほか、天気を気にする必要がないのでとても家事が楽になりました」(30代女性)


家族が多く洗濯物を干すだけでも一苦労ですよね。毎日の洗濯が大きな負担だという方もいるのではないでしょうか。洗濯まわりのことを一箇所で完結できるランドリールームをつくっておくと、毎日の家事効率がグンと上がります。また、洗濯物を干す時に人の目を気にしなくてよいのも、嬉しいポイントではないでしょうか。


<成功例4>生活動線を考えた収納

「玄関からリビングへ行くまでの通路に収納を設置しました。子どもや夫が学校や会社から帰ってきたら、手間なく荷物や上着を収納できるのでとても便利のようです」(40代女性)


生活動線を考えた収納をつくることは、間取りを考える上で大切なポイントの一つです。家族のライフスタイルにあわせ、お出かけ時のアイテムが多い場合には玄関収納を充実させたり、衣類が多い場合には広さのあるウォークインクローゼットを作ったりするのもオススメです。


洗濯やゴミ捨てなど、毎日の家事を少しでも楽にする動線についても考えられるとよいですね。一連の作業が一箇所で済むようにまとめるなどすると、使い勝手がよくなりますよ。


【関連記事】生活動線から考える家の間取りのポイントを紹介!


ハウスメーカーで暮らしやすい間取りのマイホームを手に入れよう


ハウスメーカーでは、それぞれの特徴を活かした心地よい暮らしを実現する間取りを提案してくれるでしょう。二世帯や共働き、子育て世代など、暮らし方にあわせた間取りのアイデアが豊富です。例えば、リビングダイニングの開口をあえて北側にとったり、テラスや隠れ家的なスキップフロアを設けたりと、土地の良さを最大限に活かすための間取りプランをハウスメーカーでは提案しています。


また、落書きできる玄関や段差のあるリビング「ピットリビング」をつくって子どもにとって居心地のよい空間づくりを提案してくれるハウスメーカーもあります。遊び心のある間取りを考えることで、家族みんながワクワクして過ごせるマイホームになりそうですね。


実際に住宅展示場などに足を運び、理想のマイホームを手に入れられるハウスメーカーを探してみてはいかがでしょうか。


【関連記事】大手ハウスメーカーの特徴を一覧で比較!工務店との違いやおすすめポイント


家づくりで後悔しない!家庭にあった間取りを考えよう


今回の記事では、マイホームを建てるときに気になる「間取り」の成功例と失敗例をご紹介しました。リビングやダイニング、キッチンはそれぞれの間取りがお互いを干渉しあうため、家族構成やライフスタイルにあわせて間取りを工夫することが大切です。また、やり直しが難しい配線や収納、動線に関しても考慮しなければいけません。


住み始めてから後悔を感じないよう、毎日の生活をイメージしながら間取りを決めてみてはいかがでしょうか。今回紹介したような事例や対策を参考に、住宅のプロであるハウスメーカーに相談しながら、失敗のない家づくりができるとよいですね。

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